楽野由乃ブログ

ムダな時間と手間をはぶく。持ちすぎないシンプルな暮らしについて書いています。

シンプル生活。ママ用の車を持たない子育ては、意外とメリットの方が大きかった。

我が家の車は1台で、夫が通勤に使っています。

なので、平日の日中は家に車はありませんから、夫以外の家族の移動手段は公共の乗り物、徒歩、自転車です。

この状態でずっと子育てをして、子供たちは現在中3・高3になりました。

車があったらなぁ〜と思う時もありましたが、総合的に見てメリットの方が大きかったと振り返っています。

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住んでいる地域の交通事情。

まずは、私の住んでいる地域の交通事情から。

住まいは首都圏なので、電車は充実しています。

ただし家は駅から遠い場所にあるので、バスを利用することになります。

朝と夕方はバスの本数は多いですが、そうではない日中は1時間4本くらいのペースです。

車の所有率は、私の知る限り子育て世代は90%です。

旦那様が電車通勤の家庭は車1台所有で、車通勤の家庭は2台所有している家がほとんどです。

そういう中で車を持たないというのは、正直肩身が狭いと感じることもありました。

ライフライン

駅から遠いのに車なしでどうにかなったのは、そこそこライフラインが整っていたことは大きいです。

自転車15分圏内に、スーパー、ドラックストア、小児科、コンビニ、郵便局があります。

これからのお話は、そのような環境下での車を持たない生活ということを前提に進めていきますね。

車を持たなかったメリット

買い物へ行っても買いすぎない。

子供が乳児の時は、ベビーカーに乗せて徒歩で移動。

長女が幼稚園に行っている年齢までは、自転車の前後に子供を乗せて移動していました。

これって、バランスを取るために腕力がかなり必要になるですよね。

子連れで行動するだけでも体力勝負です。

最悪、買い物の荷物を持ちながら次女を抱っこして、長女の手を引いて歩かなければなりません。

子供だけで最大15kgくらいありましたから、子連れでの買い物は必要最低限に抑えてました。

持てる量だけ、と吟味していたので、買いすぎ防止になり無駄遣いせずにすみました。

体力がつく。

子供を自転車の前後に乗せて頑張ること数年。

大変だったし疲れたけれど、これは体力作りに大いに役立ってくれていました。

それは子供の学校行事の時に実感しました。

学校へは車はNGなので、自転車か徒歩で行くしかありません。

普段車ばかり乗っているママたちは自転車でさえも「足がパンパンになって辛い」とぼやいていましたが、私はへっちゃらです。

今も天気が良い時は駅までバスを利用せず自転車で行きます(所要時間25分くらい)。

車で移動するという選択肢がないおかげで、お金を使わず体を鍛えられる、良い機会になっています。

生活コストを抑えることができる

車の維持費ってバカになりません。

駐車場代、ガソリン代、保険、税金、車検代、これら合わせて年間20万円は軽く超えてしまいます。

この経費がないだけでも、家計的には随分楽になります。

子供の自立心が育つ

こんな状況なので、私のペーパードライバー歴は20年になってしまいました。

車の運転は怖くてもうできません。

そんなわけで子供たちは、母親を足としてアテにすることができません。

夫がいれば車で送迎しますが、それ以外は自力で出かけることになります。

娘は小学校3年生くらいには、一人でバスに乗れるようになりました。

中3になった次女は、一人でショッピングにも出かけてしまいます。

同級生のママ友に、これはかなり驚かれました。

 

子供が病気になったら困らなかったの?

子育て中に車がなくて不安になるのは、子供が病気になった時だと思います。

幼稚園や小学校から呼び出されて迎えに行く時どうするの?ってことです。

幼稚園の時は自転車で迎えに行って乗せて帰ることができますが、問題は小学校以降です。

子供が大きくなったら、自転車の後ろに乗せることはできません。

この時は、タクシーを利用しました。

大出費ですが車の維持費を考えたら、かなり安上がりです。

これが頻回だったら家計は大打撃ですが、幸いにも子供たちは健康体。

小学校〜中学校の9年間で呼び出されたのは、それぞれ2〜3回しかありませんでした。

そういうこともあって、車がなくてもちっとも困りませんでした。

塾や習い事の送迎は?

私が住んでる地域は、ママが車で送迎している家庭が大多数です。

我が家は車がないので、小学校時代は徒歩数分で行ける場所をどうにか見つけ出しました。

個人的に教室を開いている先生は、看板を掲げていないことがよくあります。

児童館に相談すると、良い先生を紹介してもらえました。

送迎は子供が希望した時だけ、一緒に歩いて行いました。

近所にない場合は、バス一本で行ける駅前に限定しました。

家からバス停まではかなり近いので、一人で行かせるのもさほど心配ではありませんでした。

車を持たない上で気をつけたこと

車を持っているママが多数派の中での子育てだったので、気をつけていることがありました。

それは他の家の車をあてにしないと言うことです。

いつも乗せてもらうのが習慣になってしまうと、車を出す人に負担をかけてしまいます。

嫌と言いにくい状況を作ってしまっては、申し訳ない。。。

と言うことで、自転車や公共の乗り物を使うことを前提に移動手段を考えていました。

声をかけてもらった時だけ、お言葉に甘えて同乗させてもらうこともありましたが、自分からは決して「一緒に乗せて欲しい」とお願いしたことはありません。

また、PTAなどの役員をやってた時に車出しができないので、その他でできるパソコン作業などを積極的にやりました。

以外にパソコンが苦手な人が多かったので、喜ばれました。

おわりに

車がないおかげで、節約につながり体力をつけることができました。

車がなくてとことん困ったということは、1度もありませんでした。

せいぜい肩身が狭いという、見栄が満たされない程度のものでした。

普段は車に頼らない生活ですが、週末は車の運転ができる夫がいます。

なので、週末はかさばるものや重いものを中心にドカっと買い物をします。

遠出する時も夫が頼り。

「俺は足にされている」と言いながらも、家族に頼られることは、まんざらでもなさそうです。

家族の中でただ一人の男性。

ここぞとばかりに、私と娘たちは夫をヨイショしているのです。

お互いに気分よく過ごすちょっとした気遣いです。