お菓子作りの道具の断捨離で、理想のママ像も一緒に手放した話。
まだ暑い日が続いていますが、アイスクリームが作れる道具を断捨離しました。
これは娘がまだ小学校低学年だった時に、ねだられて買ったおもちゃです。
おもちゃなのですが、割と本格的に美味しいアイスクリームが作れます。
この道具には理想のママ像の残像があって、切なくなる品物の一つだったりします。
簡単にアイスクリームができるおもちゃ
器を冷凍庫で冷やしておいて、中に材料を入れるだけ、というシンプルな構造です。
材料を入れてくるくる混ぜると、アイスができるという仕組み。
どんなにお菓子作りにセンスがなくても、ちゃんと美味しいアイスができる優れものです。
手で回すのが大変なので、別売りのモーターも買いました。
しかし、数年ぶりに開けて見たら電池が液漏れ!
この道具を欲しがった本人に確認したら、「もういらない」というので手放すことにしました。
描いた理想のお母さんにはなれなかった
このアイスのおもちゃは、半分、罪滅ぼし的に購入した経緯があります。
というのも、お菓子作りにセンスがなさすぎたゆゆ子。
そんな理由から、子供達と一緒にお菓子作りをする機会がなかったのです。
このアイスのおもちゃのおかげで、初めてお菓子作りを一緒に楽しめた思い出の品です。
本当は、もっとこういう時間を子供と楽しみたかった・・・。
というのも、私の幼少期の思い出が大きく影響しているからなんです。
私が幼少期の頃のおやつは、いつも母親が手作りしてくれました。
プリン、ババロア、クッキー、パウンドケーキ、チーズケーキ、パンetc.。
いつも楽しみだったし、お菓子が焼きあがる時のあの甘い香りに包まれるのが、幸せな時間でもありました。
なので、自分も母親になったらそういう幸せな時間を、子供にも味わわせてあげたいと思ってました。
ところが!
私には、お菓子作りのセンスが全くない!
パウンドケーキを焼いたつもりが、変な油粘土みたいな物体になってしまいます。
本を見ながらレシピ通りに作ったはずなのに、なんでこうなってしまうのか分かりません(汗)。
まともに作れたのは、ホットケーキくらいです。
もちろんミックス粉。
母に出来て私に出来ないのは、教わる機会がなかったのも大きいです。
母親がフルタイムで働き始めてからは、いつも忙しそうでしたから。
自分が親からしてもらったことを、我が子にはしてあげられないって、ダメなお母さんみたいで無力感いっぱいでした。
結局、自分にできることを精一杯することしか出来ない
別にね、お菓子をまともに作れないからって、不幸になるわけじゃないんですよ。
子供が歪んで育つわけじゃないんですよ。
って、思いっきり強がりですけどね(笑)。
お菓子作りはダメだったけれど、ミニバス、ダンス、書道など、娘たちがやりたいことは全力でつき合って応援してきました。
現在、子供達は心身ともに健康そのもので、学校を休むのは年に1回あるかどうか。
次女に関しては、小4から中3の現在まで1度も学校を休んでません。
健康で笑顔で暮らせるなら、手段は何だっていいんだ。
子供がここまで大きくなると、そう思えますね。
アイス作りのおもちゃを見て、理想のママ像を手放しても大丈夫。
心からそう思えての、断捨離となりました。
↑↑断捨離のモチベーションが上がります