楽野由乃ブログ

ムダな時間と手間をはぶく。持ちすぎないシンプルな暮らしについて書いています。

正しさの断捨離

ゆゆ子の娘たちは、中3と高3。

正しさを振りかざしても、反発されてしまいます。

手はかからなくなったけれど大人になってきた分、ごまかしが効かないんですよね。

 

そういうことで、精神的に体当たりな毎日を送ってます。

その体当たりも、娘の反応が面白いので楽しんでいます。

今回は、中3娘の好きなアーティストが、ananのS○X特集の表紙を飾っていることを巡って起きたエピソードをお話しします。

 

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ドキドキが止まらない娘

「ねぇママ!どうしよう。

今度のananにニッシー(西島くん)が載るんだけど、内容がヤバイ!」

 

西島くんが表紙を飾るananの内容はなんとS○X特集。

上半身何も着ていない西島くんが裸の女の子を後ろから抱きしめている姿を見て、中3娘はショックを受けて戸惑っているようでした。

どうやら刺激が強すぎたらしい(笑)。

西島くんが好きすぎて、彼が載る雑誌はほとんど買っているようなのですが、さすがに今回は迷っているらしく。

精神的に大人びていて美容特集に目がない中3娘のことを、おませさんだと思ってましたが、こっち方面は意外にもウブでした!

そして、セクシャル面での話をするのが今回が初めてとなったのです。

ごまかさないけど具体的すぎるのも?

ついにこの時が来たか!

女の子なので、望まない妊娠で悲しい思いをして欲しくありません。

もしも、そうなったとしても、相談してもらえる関係でいたい。

そのためには、こういうこともオープンに話せる親子関係を築いておくことが、子育ての中間ゴールでもありました。

今回こうやって、動揺していることとか素直に話してくれて、ちょっと安心したんです。

ゆゆ子の母は真面目な感じの人だったので、こういう類の話をすることができなかったんですよね。

母は婚前交渉なんてありえない!という価値観の人だったので、なおさらです。

そんな母親だったので、親同士のそういう場面を想像するのは、気持ち悪いって思ってました。

そんな自分の10代の頃を思い出し、どこまで踏み込んで話していいのか、かなり迷ってしまいました。

結局今回は、娘の動揺を受け止めるに留めておきました。

子育てに正解はないけれど

こんな風になんでも話してくれるようになったのは、多分何を言っても母親は否定をしないと、娘が思ってくれてるからかもしれません。

 

子供が幼稚園くらいまでは、まともな人間に育って欲しくて、正しさばかりを言って聞かせてました。

「お友達の気持ちも考えようね」

「人の嫌がることをしちゃダメよ」

「みんなで仲良く遊ぼうね」

 

ですが転機になったのは、長女が小学生の時にイジメにあった時。

こんな正しさばかり押し付けたら、絶対に潰れてしまうに違いありません。

人の気持ちって正論で言い含められると、逆に辛くなってしまうこともありますから。

この日から、ゆゆ子は正しさよりも湧き上がってしまうブラックな感情を肯定するようになっていきました。

 

キライって思ってもいい

バカヤローって思ってもいい

シネって思ってもいい

人としてどうなの?って言われてしまうような、道徳観に欠けるようなこうした思い。

そう思ってしまうほど今が辛いって気持ちを否定するから、その歪みは大きくなっていくんですよね。

一緒になってバカヤローって叫んだこともあります。

感情を吐き出してから、どう行動するのが一番いいのか話し合ったりもしました。

こういうブラックな感情を認めてしまうと、問題行動を起こさないか心配になったりもしますが、かえって娘たちは精神的に落ち着いていきました。

正しさの断捨離

犯罪をしたり、人を陥れたり、それは絶対に良くないことだけれど、気持ちだけはいつでも自由でいた方が、健全でいられるのではないかと考えてます。

娘たちにとっての私は、どんな自分も受け入れてもらえる安心感がある場所になっていたいな、と思います。