関東の日帰りハイキング「西沢渓谷」、オフシーズンも圧巻だった。
久しぶりに土日休みが貰えたので断捨離はお休みして、趣味のトレッキングを堪能しました。
今回行って来たのは山梨県にある「西沢渓谷」です。
山歩きレベルとしては初級。
埼玉県の秩父と隣接してる場所です。
オフシーズンの西沢渓谷。
私が住んでいる関東平野部は、紅葉がちょうど見頃を迎えています。
ということは標高が高いところは、とっくに紅葉の見頃は過ぎているでしょうね。
でも、そんなこと気にしていたら、山登りのタイミングを逃してしまいます。
紅葉が終わっててもいいやってことで、パンフレットで見たブルーが美しい渓流を見るために西沢渓谷へやって来ました。
西沢渓谷へは埼玉方面から入りました。
秩父辺りでは紅葉が楽しめましたが、トンネルを越えて山梨県に入ったら景色は一変。
葉っぱは全て落ちきっていました。
朝着いた時の気温は3℃。
寒がりの私は薄手のダウンを着て歩いてちょうど良かったです。
新緑の時期や紅葉の時期は大人気で大渋滞するらしいのですが、紅葉が終わった今は駐車場はガラガラ。
すれ違った人は、2組くらいでした。
誰もいない道を、夫と2人で歩きました。
枯葉の中に青い渓流。
鮮やかな青と枯葉色が、夏と冬が両方あるように見えて不思議な感じでした。
吸い込まれそうな青い色に、地球の神秘を感じます。
葉が落ちきった丸裸の枝はさみしく感じる一方で、葉っぱが生い茂っていたら隠れて見えない渓流がしっかり見えるのは、メリットでもありました。
誰も人がいなくて夫と2人だけの世界。
そんな場所に身を置くと、より一層夫が大切な人に思えるから不思議です。
とりとめもない会話を穏やかにゆっくり交わす時間は、久しぶりでした。
渓流沿いに山道があり、滑落防止用の鎖が張り巡らされています。
沢を横切るような道も存在しました。
水が多い時期はちょっと怖いかも。
鉄柱が倒れています。
水の勢いで折れ曲がってしまったのでしょうか?
人間の力ではあらがえない、自然の力の大きさを感じずにはいられません。
渓流沿いのコースが終わると、なだらかな下り坂です。
ひたすら、こんな感じ。
ゴツゴツした岩は皆無。
神経を使わなくても気楽に降ることができます。
線路の後のようなものは、かつてトロッコが通っていた名残り。
昭和8〜昭和43年まで、伐採した木を運んだり、民間の人も炭・薪・米・繭などの生活物資を運べたようです。
つい50年前までの話なんですよね。
私の感覚ではさほど遠い昔の話ではありません。
物資の運び方は、国道が整備されて自動車輸送に変わり、トロッコ輸送は衰退。
かつては賑わったであろう場所。
枯葉が哀愁を一層引き立てていました。
西沢渓谷一周の所要時間
7時半スタートで、11時半に駐車場に戻ってきたので、4時間ですね。
私たち夫婦以外に人がいない状況下で、休憩したり写真を撮りながらの、ゆっくりペースです。
渓流沿いが渋滞していたら、もっと時間がかかるかもしれません。
アクセス
私たちは車で埼玉方面の国道140号から行きました。
途中で有料道路になります。
約6kmある「雁坂トンネル」の部分が有料です。
雁坂トンネル料金
・普通車730円
・軽自動車・125cc以上のバイク580円
・125cc以下のバイク70円
*支払いは現金か回数券のみ。ETCやクレジットカードは使えないので注意しましょう。
駐車場
雁坂トンネルを出てすぐのところに料金所があり、そこから数分で市営の駐車場に着きます。
・市営駐車場60台
・道の駅みとみ北側駐車場200台
その他
車以外の交通手段もあります。
下の山梨市観光協会のパンフレットをご参照ください。
山梨市観光協会のホームページhttp://www.yamanashishi-kankou.com/nature/nishizawa_keikoku/より引用。
持って行った方が良いもの
軍手と登山用のストックがあると便利です。
手袋
渓流沿いは鎖場が多いです。
滑落事故も起きているので、しっかり捕まりたいですね。
滑り止めと怪我防止のために軍手など手袋があるといいです。
登山用ストック
初級コースとはいえ険しい岩場もあります。
男性はそのままでも大丈夫かもしれませんが、女性の場合は登山用ストックを持つことをお勧めします。
体力消耗の仕方が全然違うので。
おわりに
オフシーズンの西沢渓谷でさえも圧巻でした。
新緑の季節や紅葉の季節は、さらに美しい景色なのだと思います。
新緑の時と紅葉の時期も、また来たいですね。
初級レベルでも滑落の危険がある場所もあるので、足腰鍛えておこうと思います。
娘たちが成長して、だんだんと子供中心の生活から、夫婦2人だけの時間や一人時間が増えてきました。
子供たちが自立した後、空の巣症候群にならないためにも、今から少しずつ夫と共通の趣味の時間を作っていきたいなぁと思います。
物は増やさず、感動体験を増やす!
そんなミニマムな生活をしたいです。