処分対象になったコームアイロン「クッシー」、買って失敗だった最大の理由とは?
家事を楽にしたくて物を減らしまくっています。
今回の処分ターゲットは、コームアイロン「クッシー」です。
「クッシー」とは、櫛のような形をしたヘアアイロンです。
コテをうまく使いこなせない人もこれなら簡単にヘアセットできますよー、という触れ込みの商品だったのですが、私には大失敗だったのです。
コームアイロン「クッシー」に魅せられてしまった理由を振り返る。
もう2度と同じ失敗を繰り返したくないので、衝動的に欲しくなってしまうパターンを見つけるために振り返ってみたいと思います。
「クッシー」を知ったのは、テレビショッピングでした。
いつもはテレビショッピングを見ないのに、なぜかこの日はチャンネルを合わせてしまったのです。
↓これがその「クッシー」です。
コーム型のヘアアイロンで、髪の毛をとかす要領で使います。
その実演の様子に目を見張りました。
カールの癖をつけたり、ストレートに伸ばすこともできたりと、自由自在。
これ一本あれば何通りもの使い道があって、万能のように見えました。
そしてトドメの一言にノックアウト!
「不器用な人でも簡単に使いこなすことができます。
これ1本でいろんな使い方ができてお得です。」
そう、私は不器用なのです。
普通のドライヤーでさえ使いこなせず、くるくるドライヤーがなければブローができません。
コテを使うなんて夢のまた夢。
でも、このクッシーを使えばその夢が叶うかもしれない、と淡い期待を寄せてしまったのです。
髪質の悩みが深かった。
私の髪質は、太くて、癖毛。
しかも毛量が多く、扱いがとても難しい髪質です。
髪を降ろすためには、念入りにブローしなければなりません。
縮毛矯正やデジタルパーマをかけていたこともありましたが、子育てでお金がかかるので美容院代をどうにか節約できないかと考えていたのです。
そんなところに、「クッシー」を紹介しているテレビショッピングを見てしまったわけです。
「クッシー」があがあれば、不器用な私でも簡単にくせ毛を伸ばすことが出来るようになるのではないかと大きな期待を寄せました。
そして1本で何通りもの使い方ができるという「お得感」は、より一層欲しい気持ちに拍車をかけました。
器用かどうかよりも髪質が問題だった。
実際にクッシーを使ってみた感想は、テレビで紹介されていた通り、普通のコテを使うよりは何倍も使いやすい商品でした。
何よりも火傷の心配がない構造が安心でした。
でも、これを使うのはとても大変な労力を必要としました。
その頃はショートヘアでしたが、それでも毛量が多いために、ヘアセットが完成するまでには時間がかなり必要でした。
終わる頃にはもうグッタリ。
いくら簡単とはいえ、使いこなすには多少なりとも練習が必要でした。
子育てしながら練習をするなんて、厳しいお話です。
すぐに使わなくなりました。
毛量がもう少し少なく、くせ毛でなかったら、ここまで苦労しなかったかもしれません。
結局まとめ髪が一番楽なヘアセットとなり、今ではもう「クッシー」の出番がありません。
娘たちが使うかも?
あれから時間が経って、娘たちがオシャレに敏感なお年頃に成長しました。
「クッシー」を勧めてみましたが、逆に使いにくいと断られてしまいました。
彼女達は、もっぱら普通のヘアアイロンを使用しています。
「クッシー」が日の目を見ることはありませんでした。
おわりに
クッシーを買って失敗だった最大の理由は、商品の問題でも不器用さが問題でもなく、私の髪質の問題にありました。
毛量が多いとアイロンを当てなければならない部分が多くて、とても時間がかかり、それがストレスになってしまいました。
髪質のせいで上手くヘアアレンジできないことが、10代の頃からのコンプレックスでした。
この悩みを解消してくれそうなシャンプーとか、トリートメントに、たくさんお金をつぎ込みました。
縮毛矯正やデジタルパーマにもお金をかけました。
コンプレックスを解消してくれそうな商品って、ある意味夢を買っているんですよね。
振り返ってみて実感したのは、コンプレックスを楽に解消できる商品であることに加えて、お得感がプラスされてしまうと、どうしようもなく衝動的に欲しくなる傾向があるということです。
案外そういうものって、なくても別に困らないものだったりします。
他の方法でしのげることも、よくあることです。
ヘアアレンジは、コテを使わずに、まとめ髪にしてしまうといったように。
今後は、衝動的に欲しくなった時ほど、クールダウンする時間を長めに取って、余計なものを買わないように努めたいと思います。